去年 二つの国民選挙があって 大きな影響がありました。
一つ目はイギリスの EU離脱です。この選挙結果の背景はというと大量難民の入国です。シリア難民がEUに入ってきた後は EU内には移動の自由があるため、当然より豊かな国に集まる、その国の一つがイギリスというワケです。
イギリスは異教徒難民により治安が悪化し、難民に雇用を奪われ、そして仕事につけない難民にはイギリス国民の税金で福祉が施されました。
それが数名では良いのですが、数十万人になりますので たまったものではありません。
当然ここでは追い出すところなのですが、困った事があります。それはEU等国際規定はその国の法律や憲法より上位にあって、イギリス国民のために自由に変更する事は不可能なのです。要するにイギリスの国内法で難民排斥はできないのです。この状態を『国家の主権消失』と言います。
当然ながら イギリス国民は自国の『主権回復のため』難民排斥のために『EU離脱』を選びました。当然の事ですし、これがイギリス国民の幸福の道だと思います。
ところが、イギリスが抜ける事になったEUは信用がガタ落ちになりました。
7月のユーロ暴落・円高と日経平均の15000円割れは完全にこれが原因です。
但し、見落としていけない点が一つあります。信用暴落したユーロにはイギリスは加盟していないのです!ユーロ未加盟のイギリスEU脱退で世界が混乱しましたが、ユーロの両輪である フランスとドイツがEU離脱をすればどうなるでしょうか。日経平均の3000円ダウンで済まない事だけは間違いないありません。
ところが今年はフランスで大統領選、議会選があり、ドイツでは議会選挙があります。ここでどうなるかが大きなポイントです。