『バブル期並みの人手不足』、『25年ぶりの水準』というフレーズを時々 耳にします。ただ確かに全国水準はその通りなのですが、近畿に限った有効求人倍率は既に42年3ケ月ぶり水準と バブル期を突き抜けてしまっています。また全国でも直近の有効求人倍率が1.41倍に対し、バブル期最高値が1.46倍です。遅くても夏には、バブル期を超えて、高度経済成長期並の人手不足だという表現に変わっていると断言します。 で、今の人手不足の原因なんですが、景気よりもむしろ人口構成の変化だという指摘があります。 指標で言いますと、15歳から64歳までを生産年齢人口と言います。20年数年前に生産年齢人口比率が70%あったのが、直近は60.1% 早ければ今年度中にも60%を切ると言われています。 総人口1億2000万人の10%なので 1200万人が15歳~64歳人口層から減ってしまったという事で、これでは労働者が足りるワケがないです。 更に言うと 今後20年で 更に10%近く減ると国からの試算が出ています。 介護事業所は高齢者の入所需要があるので施設を増やすのですが、スタッフが民間企業より格段に不足している状況があります。先日 職見決定頂いた施設では、施設長が27歳 新卒5年目の女性、主任が25歳男性、でスタッフ30名。施設入居者80名を牽引しています。こんな例は頻繁に出てくるかと考えます。 単純な人不足から 外国人 女性 シルバーと言った キーワード、行政の動きが頻繁になってくると考えます。 |
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労働力不足
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